2月に入りまだまだ寒いですが晴れると暖かい気候が目立ち始めてきました☀️
暖かくなってくることはとても嬉しいことですが毎年恒例の厄介者もやってきます。。。
そう花粉症です😱
今回は花粉症の仕組みや予防法、対処法などを紹介していきたいと思います!
⚫︎花粉症とは?
まず花粉症とは何なのかと言うことから説明します。
花粉症とは植物の『スギ』や『ヒノキ』の花粉がアレルゲン(原因)となって鼻炎や炎症、目のかゆみなど様々な症状を起こす疾患です。
特徴はその人によってアレルゲンが異なるのである人はスギ花粉が飛沫している時だけ、ある人は野草の花粉が飛沫している時だけなどその人によって症状や時期が異なることです。
症状的には『アレルギー性鼻炎』と言う類で鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが生じます。
●発生機序
スギやヒノキ花粉と言ったアレルゲンが目や鼻の粘膜などを介して体内に侵入すると体の免疫機構が『IgE抗体』と言う抗体(武器のようなもの)を作り出します。
このIgE抗体はアレルギーや炎症に関与する『肥満細胞』と言う細胞にくっつきます。
この状態でまた花粉が体内に侵入してくるとIgE抗体は花粉を抗原(敵)と認識します。
敵と認識すると『肥満細胞』からヒスタミンなどの炎症物質が分泌されこれにより鼻炎や鼻づまり、目のかゆみ、倦怠感などのアレルギー症状が生じます。
このような機序で発生するものを『1型アレルギー』といいアレルギーは発生機序別に1~5型まで分類されます。
●症状
●鼻水
●くしゃみ
●鼻づまり
が3代症状と言われています。
この他にも倦怠感、目のかゆみ、流涙、扁桃腺の腫れ、頭痛、無気力など様々な症状が生じます。
また鼻をティッシュでかみすぎることで鼻周囲の皮膚が擦れて炎症を起こしてしまう二次的な症状も現れます。
この症状はアレルゲンである花粉が体内に侵入するたびに生じてしまいます・・・
●予防法
花粉症の予防は基本的には『花粉を吸いこまないこと!』です。
実に単純ですが目に見えない分難しいんです・・・
花粉は洋服や髪の毛にも付着しますので知らず知らずのうちに家の中に持ち込んでしまい自宅内でも花粉を吸いこんでしまっているケースも多いです。
予防としては・・・
外出時のこまめな対策
玄関で花粉をしっかり落とす
換気のタイミングや掃除
空気清浄機の活用
このようなことが大切です!
●外出時の対策
これは花粉が侵入しやすい目や鼻の粘膜をしっかりブロックすることです!
マスクはもちろん、メガネやスプレータイプの花粉対策グッズも効果的です🌼
侵入しやすい目や鼻はしっかりふさいで直接的に花粉を取り込まないようにしましょう!
●玄関で花粉をしっかり落とす
花粉は洋服にも付着しています。
そのまま帰宅して洋服を生活する環境の場所に吊るしていたりすると動いたりする際の風で再度花粉が舞ってしまい自宅内でも花粉を吸いこんでしまいます・・・
玄関や家の外でしっかり洋服についている花粉を落としてから家に入り粘着シートなどで洋服をコロコロするといいと思います(*^^*)
また服は『ナイロン製』のものを着用すると花粉が付きにくいので効果的です♪
●換気のタイミングや掃除
晴れて空気が乾燥していたり風が強い日などの花粉が舞いやすくなっている時に換気で窓を開けてしまうと花粉が部屋に入ってしまいます。
また外干しした枕やタオルを枕に敷いたりすると寝ている時に大変なことになってしまいます・・・
肌に触れやすいものは部屋干しにしたり絨毯などは掃除機やコロコロで掃除するようにしましょう!
●空気清浄機の活用
空気清浄機は花粉程度の大きさならしっかりフィルターで取ってくれるのでおススメです(*^^*)
最近のものは加湿機能も付いているものが多いのでさらに効果的です!
●解消法
花粉症の解消法はとてもたくさんのものがあり何がいいのかよくわからないことが多いです。
鼻づまりには蒸しタオルで鼻を温め通りをよくしたりする方法がありますがこれらはあくまで一時的な解消法ですので根本的な解決にはなりません・・・
根本的に症状を緩和させるにはIgE抗体に作用する薬を飲んだりしなければいけません。
一番はやはり『花粉を体に入れないこと』です!
予防策をしっかりすればそれだけで防げることもたくさんあります🌼
●まとめ
花粉症は1型アレルギーに分類されるアレルギーでIgE抗体が花粉を敵と認識してヒスタミンなどの炎症物質を放出してそれにより様々なアレルギー反応を生じる疾患です。
特に若い世代に多く日本人ではほとんどが『スギ花粉』でアレルギーを起こしています。
アレルゲンある花粉が体内に侵入してくると症状が生じてしまうので徹底的な予防が大切です!
最近では便利な花粉対策グッズも増えてきていますのでしっかり活用して予防しましょう!
症状が重い方は日常生活に大きなな支障をきたしてしまうこともありますのでそのような場合には専門の医療機関を受診し正しい治療を受けるようにしましょう!