肘内障

原因
 関節部の橈骨[とうこつ]の靱帯[じんたい]がはずれることで、
 2~3歳の子どもがお母さんと手をつないで歩いていて、子どもが
 転びそうになったので手を引っ張ったところ、急に泣き始めて手を
 動かさなくなったというのが肘内障の典型的な起こりかたです。
 これは腕を強く引っ張ったために、肘[ひじ]の関節の袋(関節包)
 が一部分ずれてしまうためです。このとき、子どもは腕を動かそう
 とせず、肘の外側の部分(橈骨頭)にさわると痛がります。
 肘内障は、何回かくり返す子もいますが、大きくなると起こさなく
 なるものです。
 
 http://www.vivere.jp/health/2014/09/post-59.html参照

治療と対処法 
 整復するには、子どもの腕を伸ばしたまま、片方の手で肘[ひじ]を、
 もう一方の手で手首を持ち、引っぱりながら肘をゆっくりと曲げます。
 すると肘関節の外側にコリッとした感じとともに整復され、子どもは
 一時、泣きますがすぐに腕を上げ手を使い始めます。ただむやみに
 整復をしようとすると
痛みが逆に出てしまうこともあります。
 何度も整復を試みて、失敗をすると子どもも痛みがひどくなり苦痛
 しか残りません。症状が上記に近い場合には、ご連絡の上一度受診
 して見てください。繰り返し肘内障を起こす子では整骨院を受診して
 ください。また、夜眠っていて寝返りをうったときに肘内障を発生する
 事があります。子どもになにが起きたのかわからなくなってしまう
 お母さんも多いようです。そういうときこそ冷静に判断し、熱はないか、
 どこか痛めていないかを確認してみてください。そんなときに多いのが
 肘内障で、肘を確認してください。それで痛みがある場合は肘内障の
 疑いがあるので、朝一番に当院にご連絡して下さい。

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