季節の変わり目で気候が安定しない日が続いて、気圧の変化や多湿度で頭痛がひどくなってしまい、困っている人もいると思います。
実は頭痛は、原因がはっきり分かっていない症状ですが、東洋医学的な視点から考えると、いくつかの要因と対策が存在します。今回は頭痛を2つのパターンに分けて、効くツボの押し方と対策方法を紹介します。
ストレスで自律神経が乱れた頭痛
頭痛の原因の一つとして肝気鬱結が考えられます。肝気鬱結とは、ストレスや感情の抑制により肝気(気の働き)が乱れ、頭痛を引き起こす状態を指します。このタイプの人は、以下の対策を試してみましょう
●ストレスを解消する
ストレスを発散することが重要です。ストレスを抱え込んでいると、肝気が乱れて頭痛を引き起こしやすくなります。ストレス解消法としては、趣味やスポーツ、リラクゼーション法などを取り入れ、自分自身を癒す時間を作ることが大切です。また、楽観的な思考を持つことも効果的です。物事を前向きに考えることで、肝気のバランスを整えることができます。
●食事法
食事面では、脂っこいものや辛いもの、揚げ物を控えることが推奨されます。これらの食べ物は消化に負担をかけ、肝気の乱れを引き起こす可能性があります。
血がドロドロになっておこる頭痛
次は頭痛の原因の一つとしてオケツが考えられます。瘀血(オケツ)とは、体の冷えや血行不良により頭痛が起きる状態を指します。このタイプの人は、以下の対策を試してみましょう。
●ストレッチをする
軽めの運動やストレッチを行うことが大切です。これによって、血行が促進され、体温が上昇しやすくなります。
●食事法
また、ハトムギ茶やフォーム茶、陳皮茶などを飲むこともおすすめです。これらのお茶には体を温める効果があり、頭痛の緩和に役立つでしょう。
頭痛に悩む方は、個人の状態や体質に合わせて対策を選ぶことが重要です。生活習慣や食事、ストレス管理などを見直し、自身に合った対策を取り入れましょう。また、ツボ押しも効果的な方法として挙げられ
ツボ押しポイント
ツボ押しも効果的な方法として挙げられます。以下に、頭痛の緩和に役立つツボをご紹介します。
①建里(けんり)
このツボは、頭痛を和らげる効果があります。頭頂部から後頭部にかけての延長線上にあります。指圧する際には、強く押しすぎず、優しく刺激しましょう。
②印堂(いんどう)
眉間の中央に位置するツボです。頭痛や目の疲れに効果があります。中指や人差し指を使って、やさしく押してみてください。
③肩井(けんせい)
肩の筋肉をほぐすことで、頭痛の緩和につながります。肩甲骨の外側に位置するツボです。指圧する際には、力を入れすぎず、優しく刺激しましょう。
また、生活習慣の見直しも重要です。睡眠時間や睡眠の質を確保し、規則正しい生活リズムを整えることで、頭痛の発作を予防することができます。また、バランスの良い食事を心掛け、十分な水分摂取も忘れずに行いましょう。さらに、適度な運動やストレッチを取り入れ、体の緊張を解きほぐすことも大切です。
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まとめ
頭痛は個人によって症状や原因が異なるため、対策方法も多様です。継続的なケアと自己観察を通じて、自分に合った対策を見つけることが大切です。健康的な生活習慣を心がけながら、頭痛と上手に向き合い、心地よい日々を送ることを願っています。