冬から春にかけて肌が荒れやすい? 東洋医学でプルプル卵肌を!

信州ブログ

皆さん、最近寒さも和らぎ過ごしやすい日が続いています。ですが相変わらず空気は乾燥していているので、中には肌荒れで困っている人も多いと思います。

そんな肌が荒れやすい人必見の内容になっています。

今回は冬から春先の肌荒れのメカニズムと、肌荒れの種類と対策方法を紹介していきたいと思います。

冬から春先の肌荒れのメカリズム

 

冬から春に季節が変わる際に、お昼と夜の温度差が激しい日が続きます。そんな日が続くと温度調整が上手くできず、体が冷えやすくなってしまいます。

体が冷えてしまうと汗や皮脂が大幅に減少してしまいます。

他にもカラダが冷えてしまうと全体の血行も悪くなってしまい、手足末端の冷えの原因にもなります。あまり知られていませんが肌にとって季節の変わり目は肌が荒れやすいです。

冬から春先にかけて肌の水分量が減りやすく非常に乾燥しやすく、皮脂膜が不足してしまい、肌はカサカサになってしまい、それが原因で肌荒れにも繋がります。

そのため、肌自体のバリア機能やターンオーバー(肌の生まれ変わり)機能が低下してしまって、敏感肌の症状を引き起こすきっかけになりかねません。暖房も室内を乾燥させる原因になりダブルパンチになってしまいます。また、血行が悪くなることで肌が暗くなってしまい、くまが目立ってきたりするほか、肌を健康に保つために必要な酸素や栄養素が滞ってしまい、肌のバリア機能も低下し、さらに刺激に弱い肌になってしまいます。

東洋医学での考え方

東洋医学では、『血』の問題で肌荒れがおきると言われます

「血」とは、だれもが知っている血液とは少し異なりますが、全身に栄養を運んでいる働きは一緒になっています。

そのため、血の巡りが悪くなってしまうと、必要な各臓腑に栄養が全体に十分に行きわたらなくなってしまい、肌荒れをはじめとした不調が発生してきます。

他にも血の巡りが悪くなると生理痛が酷くなったり、目がかすみやすくなったりします

「血」の流れが悪くなった場合、体に現れる症状はたくさんありますが、大きく分けると主に二つのタイプがあります。一つ目は血が不足する「血虚タイプ」と、二つ目は血の巡りが悪くなる「血瘀タイプ」に大きく二種類に分類されます

『血虚タイプ』

「血虚タイプ」は血が不足しているため、めまいがしたり顔色が悪くなる、
肌の乾燥、白髪や抜け毛などが現れ、血虚がすすむと体中に血が不足するため、冷えを感じやすくなります。
見分ける方法は、「舌が小さいか細い」、「白っぽい」、「苔が白い」などの人は「血虚タイプ」です。

※指先を少し強く押した時に指先が白くなります。その際に白い部分が三秒~五秒残る場合は血液の量が減ってるサインになっております

『血瘀タイプ』

「血瘀(けつお)タイプ」は血の巡りが悪くなってしまい、滞ってしまいます。
そうすると肌がくすんだりシミやそばかす、皮膚がカサカサする、頭痛・肩こりなどの症状が現れます。特にくまが目立ちやすくなります。

※体のサインは、「舌が青紫に近い色」、「紫の斑点がある」、「舌の裏の静脈が太くなっている」「左下腹部に張りがある」
という点です。

東洋医学での対策方法

●血虚タイプの対策方法

血虚タイプの人は、「血」を使い過ぎている人か食べ物から血にする力が弱ってしまっている状態になっています。

「血」の使いすぎの主な原因は目を長時間使いすぎる・筋肉を極度に使いすぎる・外部から血液が出てしまった場合になっています。

そのため女性は特に血虚になりやすく、肌荒れを起こしやすくなってます。

そこで血虚に対すセルフケアの方法を紹介したいと思います。

🌸ツボを刺激する【血海 三陰交 膈兪 風池 足三里 太白】🌸

血を使いすぎた場合「血虚タイプ」 血海 三陰交 膈兪 風池

「血」を使いすぎてしまった場合は血海・膈兪・三陰交をもみほぐしをおすすめします。また膈兪は背中にあるので押す際は手伝ってもらいましょう。

特に血海は「血」と関係が深いツボになっています。あと押しやすい位置にあるの仕事の最中や授業中にも手軽に押すことができます。

血海の「血」は血液や血流のこと、「海」は大量に集まる場所という意味になっています。血のにかかわる病気に効くと言われます。血の流れが悪い方や血が不足しているといった婦人科系の症状に効果的なツボになっています。

また目を使いすぎてしまった場合は風池というツボを刺激することにより眼精疲労に効果てきめんです。

ツボの詳しい位置はこちら👇

 

         血海

膝の内側、膝の皿の角のすぐ上に、薬指と中指と人差し指を置き、人差し指が当たる付近にあります。

 

 

 

膈兪

左右の肩甲骨の下端を結んだ線をイメージするといいでしょう。この線上で、背骨から指1本半~指2本分ほど離れた筋肉が盛り上がっているところが膈兪です。

 

                          三陰交

足の内側のくるぶしの頂点に小指を合わせて、手の指4本を並べたところ、腓骨と筋肉の境目付近に位置します

 

 

 

 

         風池

首の後ろ側に位置し、付け根の骨の両外側、髪の生え際にあるくぼみです。

 

 

 

●瘀血タイプの対処方法

血の循環がわるくなってしまい、流れがなくなり滞っている状態になってしまい、顔の色味が悪くなったり、生理痛が酷くなったりします。

また左下腹部に痛みが出ると血の流れが悪くなっているサインなので注意が必要です。

 

🌸ツボを刺激する【次髎 関元 水泉】🌸

血が滞ってしまった場合「瘀血タイプ」関元 次髎 水泉

血の循環がわるくなってしまい、流れがなくなり滞っている状態になってしまい、顔の色味が悪くなったり、生理痛が酷くなったりします。

また左下腹部に痛みが出ると血の流れが悪くなっているサインなので注意が必要です。

生理痛がひどい人は次髎と関元にカイロを貼ることで痛みが軽減しやすくなります。

ツボの詳しい位置はこちら👇

次髎

骨盤の中央に、平らな骨(仙骨)があり、左右4個のくぼみがあります。4個のくぼみの上から2番目のツボです

       関元


「おへそ」から下に指幅4本分のところにあります。

 

 

水泉

内くるぶしとアキレス腱の間をたどり、かかとの骨が盛り上がる手前にあります。

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