だいぶ季節が変わり気候も落ち着き、肌寒くなってきました。そこで皆さん「秋バテ」という言葉はご存知でしょうか「秋バテ」とは「夏バテ」を引きずってしまい、食欲不振や栄養不足など、からだ全体に重だるさがある人も多いと思います
秋バテの原因は大きな気温の変化と夏の疲れ
なぜ「夏バテ」を引きってしまうか、それは夏は気温が高く、冷たいものをついたくさん食べてしまい、消化器に負担がかかって、調子が戻らないまま秋口まで引きずってしまうので、体の調子がいまいち良くない人が多くなります。
夏に消化器に負担をかけてしまったような方は、普段の食事に体をあたためる食材やあたたかい飲み物を取り入れて、体が冷えすぎないように意識しましょう。
そんな「秋バテ」を改善する食事方法や食べものを紹介したいと思います。
食材にしっかりと火通す
冷たい食べ物は消化に大きな負担がかかります。そのため食べ物にしっかり火を通して、消化のしやすい状態にしてあげることが大切です。
火を通す方法には焼く・揚げる・煮る・蒸すなどの調理方法があります。
その中でも煮る・蒸すがおすすめです。
煮る・蒸すは栄養素が逃げず調理ができ、体をしっかりと温めることができます。
根菜類をたくさん使ったお鍋がおすすめです。
食べ物をよく噛んで食べる
食べ物をよく噛むことで「食事誘発性熱産生(食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。 このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増える)」が高まり、体温が上がると言われています。これは日常生活に簡単に取り入れることができることなので是非参考にしてみて下さい(^◇^)
不足している栄養素を補う
夏には食欲が少なくなり、麺類などの食べやすいものを偏って食べてしまい、栄養のバランスが崩れてしまいます。
麺類のみだとビタミン1・タンパク質・ミネラルが少なくなっています。
その栄養不足を改善する食べ物と方法を紹介します。
ビタミン1
ビタミン1は主にお肉全般に多く含まれています。昔から夏にうなぎを食べるのも滋養強壮効果【ビタミン1】があるからと言われています。
特に秋におすすめなのはさんまです。
今が旬のさんまには良質なたんぱく質やビタミンEやB群が多く含まれており、胃腸の働きを高めて疲労を回復するのに役立ちます。
また、自律神経のバランスを整える効果も期待でき、ビタミン類も豊富な上にDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸も多く含まれているので、血液をサラサラにして血行をよくして冷え症の予防にも繋がります。
ミネラル
ミネラルが特に多く含まれているのが昆布です。昆布にはヨウ素も豊富に含まれており、その他にもカルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、銅など日本人に不足しがちと言われているミネラルもたくさん含まれています。
日本は昔から昆布を食べていた風習もあり、消化吸収がしやすい食べ物になっています。
味噌汁などにたっぷりと昆布を入れ、たくさんの野菜も入れて作れば栄養バランスがとれた最高の汁物になります。
腸内環境も整えてくれて、冷え症や栄養不足の改善も期待できる味噌汁は非常におすすめです。
まとめ
今回は秋バテの改善方法を紹介しました。
最近は残暑が残りどうしても、冷たい食べ物を好んで食べてしまうことが多いと思います。
そこで誘惑に負けず、意識して栄養価の高い物や温めた食べ物を摂りましょう。
毎日の積み重ねが健康への近道です(^^)/