肩凝りは今やたくさんの人が自覚的に感じている悩みの一つですがよく『パソコン』や『書き物』のようなデスクワークを行っていると悪くなったり肩がこってくると聞きます。
ですのでデスクワークと肩こりにどんな関係があるのか少し考えてみたいと思います!
●姿勢が悪い??
よく姿勢が悪いからとも聞きます。
デスクワークをしている姿勢を考えてみると・・・
椅子に座り、体勢を少し前に倒し、頸を傾け画面を直視、両腕を前に出して作業をする。
こんな感じですね。一つ一つ見ていくと、、、
まず椅子に座っている姿勢では下半身は固定されていますが上半身は前方や後方に倒れないように筋肉で固定しています。
その固定している姿勢から体勢を少し前に倒すことで背中側にある姿勢を正している『脊柱起立筋群』を強く収縮させます。
さらに画面を見るために頸を傾けることで脊柱起立筋群や頸部の頭板状筋、後頭下筋群などが収縮します。
そして両腕を前に出して作業をすることで肩甲骨周りの筋肉は伸ばされるような形になります。その体勢が長時間続けば筋肉は緊張してきますし血行も悪くなり背中の肩甲骨周りがビーンっと痛くなってしまったり違和感が生じてきてしまいます。。。
このような状態がデスクワーク中の姿勢ですね。
確かに身体にはあまりよくなさそうです・・・(*_*)
頭痛が生じる
これもデスクワークをされている方には多い悩みです。
元々『頭痛持ち』の方もいると思いますが仕事を始めてから頭痛が生じるようになった。と言う方も多いです。
なんでデスクワークで頭痛が生じてきてしまうのでしょう?
原因はたくさんあると思いますが特に『画面の直視』や『頸部の屈曲』だと思います。
まず画面の直視から考えますと画面全体を長時間見ている状態ですので目を動かしている筋肉(内眼筋)が緊張して疲労してきます。内眼筋は頭の奥の方にありますのでそこへの血流が阻害されますし頭の奥の方に違和感や痛みなどを感じてきます。そのようなことが原因で頭痛が起こると考えます。
次に頸部の屈曲ですがこれは姿勢の話と似てきますが頸部を屈曲すると頸の後ろ側の筋肉達は頭が下にそのまま落ちてしまわないように緊張して頭を釣り上げています。
筋肉達は長時間同じようなストレスが加わり緊張し柔軟性を失い硬くなってきてしまいます。こうなると肩こりなどが生じてきてしまいます。
また周囲の血管を圧迫することで血流も阻害されてしまいます。
頸周りの血管は脳に血液を送ったり脳から血液を心臓に返したりしていますのでそのあたりで血行が阻害されると巡りも悪くなりますし停滞なども多少起こってしまいます。
このようなことが原因でこちらも頭痛が生じてくると考えます。
この2つのことはだいたいデスクワークですと同時に起こりますのでそれにより長時間作業をしたり疲れてきたりすると『頭痛』が生じてきてしまいます。
予防
頭痛が起こってくると仕事にも集中できなくなってしまいます・・・
ですので簡単にできる予防法をご紹介します!
●定期的に動かしたりストレッチをする!
同じ姿勢が続いてしまうと筋肉は硬く張りを帯びてきてしまいます。ですので定期的に頸を回したり頸の下にある僧帽筋などをストレッチすることで筋肉のテンションも変わりますし血管も伸ばされたりすることで血流も回復しますので硬く張ってきにくくすることができます!(^^)!
●しっかりと温める
筋肉や血管は適度な温熱で緩んだり血行促進などの効果がありますので自宅などではお風呂に10~15分ぐらいつかりしっかり温めたり寝ている際に冷えてしまわないように着こんだりホッカイロなどで温めるようにして寝たりすることで翌日起きた時から症状が出ているなどの状態を改善できると思います。
●ケアをする
これは自分で温めたりストレッチなどを行っていても筋肉が硬くなってしまったり頭痛がしてきてしまったりする原因は毎日繰り返されます。ですので整骨院や鍼灸院、もみほぐしなどで定期的に筋肉を揉んだりして弛緩させ筋肉にとって楽な状態を作ってあげることが良いと思います。平日ずっと筋肉が凝り固まり辛い思いをするよりも週に一回ほど施術を受け楽な状態を作ることでだいぶ調子は変わってくると思います(#^^#)
もしデスクワークや肩こりなどで困っている際にこの記事がご参考になれば幸いです。
当院でもこのような症状に特化した施術がございますのでなにか気になることがある際にはお電話ください(#^^#)
信州鍼灸整骨院 ℡:048-864-5400(診療時間外でも可能)