足ってなんでつるの??

柔整治療

足がつることを医学的には『有痛性筋痙攣』と言います。

誰もが一度は経験したことがあると思いますがとても痛いです・・・

しかも寝ている時や運動中などいつ生じるか全くわかりません。。

今回はそんな足がつる原因やメカニズム、予防法を紹介していきたいと思います!

●足がつるメカニズム

まず足がつるメカニズムついて見ていきたいと思います。

足がつる原因は色々ありますがメカニズムとして『神経の伝達がうまくいっていない』ことが多いです。

体を動かす仕組みは脳からこのくらいの力でここの筋肉を動かしてください。と言う指令がきます。その指令が神経を辿って筋肉に到達し意図した活動が起こります。

筋肉は常にある程度収縮しておりその収縮している強さは常時脳で管理されています。

その収縮の情報伝達がうまくできなかったすると必要以上の力で収縮してしまうことがありその際に足に激痛が生じ『足がつってる』状態になります。

つまり足がつると言うことは主に神経伝達がうまく行っていない状態で生じやすいのです。

●原因

神経の情報伝達がうまくいかなくなる原因は色々なものがありいろんな場面で起こりえます。

●水分、ミネラルバランスの異常

人間の体の水分は純粋に水分だけでなくその中にミネラルなどが含まれています。

このバランスは体内での物質交換や神経の情報伝達の際にとても大切になっており常に一定になるように調節されています。

例えば塩辛い食べ物を食べると自然と水分を摂取したくなると思います。これは体内の水分に対してナトリウムの濃度が上昇したことによりその濃度を戻そうとする働きによるものです。

このバランスが汗をかいたり脱水になったりすることで崩れ神経伝達がうまく起こらず足がつってしまうことが多いです。

●運動による筋肉疲労

過度な運動などにより筋肉が疲労している状態が続くと筋肉自体がうまく収縮を持続できず疲労したうえで痙攣を起こしてしまうこともしばしばみられます。

運動に合った適切なウォーミングアップを怠ると肉離れと言ったケガにつながることがとても多いですので運動前と後はしっかりウォーミングアップ、クールダウンを行いましょう!

●冷え

体が冷えることによっても起こりやすくなります。

体温は血液によって全身に送られています。体が冷えている状態は血液が十分に供給されていないことも多くそうなると新鮮な血液が行っていないので水分不足やミネラル不足になっている場合が多いです。

さらに冷えによって筋肉が硬くなってしまって『つりやすい』状態になっていることも大きな原因の一つです。

●日常的な疲れ、筋肉の疲労

立ち仕事などの足の筋肉をよく使う職業の方や日常的に足が疲れやすい方なども要注意です。

しっかりと使った分ケアをして自己管理ができていればよいですが中々毎日行うのは難しいです。

疲労は蓄積してやがて筋肉の慢性的な張りや血行不良などが起こり内部の環境が悪くなると前述したようなことが生じやすくなってしまうのです。

●加齢、衰え

体はいつまでも若々しいわけではなく機能も少しずつ衰退していってしまいます。

まぁこれは仕方がないことですが笑

どうしても筋肉量は減少し機能も衰退してしまいます。

ですが習慣的にできることを行っている場合とそうでない場合では衰えのスピードにも大きな差が生じます!

体は動かさなければだんだんと機能が衰退してきます。ですが逆にできる範囲で動かしているだけである程度の機能を維持することも可能です!

歳だからとすべて諦めずにできることをできる範囲で行うことがとても大切です!

●予防法

●水分、ミネラルバランスを意識する

前述したように体内のミネラルバランスが崩れると神経の伝達がうまくいかず足がつる原因になってしまいます。

水分を摂取する際はどちらかに偏らずバランスよく摂取することを心がけましょう!

また脱水も原因になることがしばしばありますので水分補給はこまめに行うようにしましょう。

●入浴

入浴によって得られる効果はとっても体にいいのです!

入浴時の水圧では適度なマッサージ効果があったり温熱作用で血管が拡張し血液循環が促進、さらに副交感神経優位による全身的なリラックス効果も期待できます🌼

●ストレッチ

足のふくらはぎや太ももの筋肉のストレッチは硬く張っている筋肉を緩めるのに効果的!

日常生活では無いような伸展を加えることで筋肉は弛緩し血行も促進します。これを入浴後や日中数回行うことで筋肉が持続的に収縮して疲労することを防げます。

反動を利用して行うのではなく数十秒かけてゆっくり筋肉を芯から伸ばすイメージで行いましょう!

●マッサージ

マッサージで筋肉を弛緩させていい状態にするのも大切です。

筋肉は何もしていなくても意外と使っており疲労は見えないところで蓄積しています。その疲労が原因となって足がつってしまったりするのを防ぐためにケアとして行うと良いと思います!(^^)!

●まとめ

足がつることは医学的には『有痛性筋痙攣』と言い体内の水分バランスの変調や疲労の蓄積、神経伝達の異常などによって生じやすいとされています。

足の筋肉は立位では常に重量に抗して収縮しており疲れが溜まりやすいです。

しっかりとケアや予防を行い足がつらないよにしましょう!

また足がよくつると言うことは『疲れ、疲労』が溜まっているサインかもしれませんのでしっかり休養をとることも大切です。

今回紹介した予防法は疲れや体調に合わせて行うことで足がつることを予防し体のケアにもつながりますので是非お試しください🌼

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