とにかく目が疲れてしまう・・・眼精疲労について

柔整治療

疲れ目、目の乾燥、ピントが合わないなど『目』に関するお悩みを抱えている方はとても多いと思います。

近年では急速に仕事のデスクワーク化が進み、体を使って労働をすると言うよりもパソコンやスマートフォンを使って仕事をすることも方が多いです。

このような背景から『眼精疲労』や『頭痛』などの症状を抱える方が増えてきました。

そして多くの方は酷使するがその分『ケア』ができていないと思います・・・

そこでここでは眼精疲労、それらの改善法などをまとめて行きたいと思います!(^^)!

●目の構造

まず眼球の構造についてですが外見的にはマブタに守られ頭蓋骨の窪み(眼窩)にはまっているような感じです。

内部は硝子体と言う丸い、いわゆる『目玉』がありそこに筋肉や神経、血管が届いており先の方に水晶体、角膜が存在するような構造です。

眼球の構造

この中でも疲れ目などに関与が大きいと言われているのが『毛様体筋』です!

毛様体筋は毛様体小帯の上に存在し『ピントの調節』に関与しています。

毛様体筋が収縮すると水晶体が厚くなり『近くを見る』状態になります。

逆に弛緩すると水晶体は薄くなり『遠くを見る』状態になります。

現代人はあまり遠くのものを見ることが無く、パソコンやスマートフォンなど近くのものを見ることの方が圧倒的に多いです。

と言うことは水晶体が厚くなり毛様体筋も収縮する頻度が多いので張ってきたりピントがうまく合わなかったり重くなったような感覚がしたり様々な症状が生じます。

よく疲れたら遠くを見ると休まるというのはこの『毛様体筋』を弛緩させる目的があるのです!

●症状

眼精疲労は様々な症状を生じます。

視力の低下や重い感じ、ピントが合わない、まぶたがピクピクする、目が乾く、頭痛などたくさんあります。

これらの症状に共通して言えることは『使いすぎ』によって生じてくると言うことです。

また先ほど記載した『毛様体筋』は自律神経が支配しています。

ですので近くを注視したり一日中目を使ったりすると毛様体筋が疲労し支配している自律神経系にまで影響が生じてきてしまうことがあります。

自律神経症状では・・・

イライラする、全身的にダルイ、ボーッとしてやる気が起きないなどがあります。

●改善法

そんな眼精疲労ですが色々な改善法がありますよね。

中には自分自身で『こうすると楽になる』と言う独自の改善法を持っている方も少なくないと思います。

一般的には温める、遠くを見る、マッサージ、環境の改善などがありますが今回は『鍼灸を使った改善法』を紹介したいと思います!

鍼灸って眼精疲労にも効くの??

とお思いの方も多いと思いますが実際に鍼灸治療はかなり効果的なんです!

効果的と言ってもさすがに眼球に鍼を刺したりお灸をしたりすることはありません笑

鍼灸治療では『東洋医学的な思想』を元に治療を行います。

この独特な考え方で『目』と関係している体の臓器や血の巡り方、気の巡り方、陰陽のバランスなどを評価し体全体的にどこが病んでいるのかを明らかにし『ツボ』を使って治療を行っていきます。

なので鍼灸治療では目や頭が痛い場合でも足や腕に鍼を打ったりすることもしばしばあるのです!

また鍼灸治療には『自律神経』を調節する作用があり自律神経症状にも効果的です(*^^*)

例えば顔の周辺にあるツボや頸の付け根にあるツボを使ったりします🌼

目に直接刺激を与えるわけではありませんが間接的に刺激を加えることで血流の改善や眼圧の改善など様々な効果が得られます!(^^)!

●まとめ

眼精疲労はパソコン作業やスマートフォンの使用が急速に広がった現代では多くの方が悩まされている症状です。

構造や支配神経の関係で単に目が疲れるだけでなく自律神経症状を伴ったり頭痛、吐き気を生じたりしてしまうこともあります。

色々な改善法がありますが根本的に改善が可能な鍼灸治療は効果的です!

いつものことだからと諦めてしまわず一度専門の医療機関を受診し治療を受けてみることをおススメします!(^^)!

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