ムズムズ脚症候群(RLS)でお困りの方へ、当院での考察と治療

みなさんはムズムズ脚症候群(RLS)と言う疾患をご存知でしょうか?

この疾患はとても知名度が低く内科や精神科の医師ですら疾患名すらしらない。と言う状態です。

当院がこの疾患を始めて施術したのは十数年前ある男の子でした。

男の子は口数が少なく、夜寝る際に足のふくらはぎの部位に虫が這っているような感覚、眠ろうとしても全く眠れず、じっとしていられない。とのことでした。

さらにお話を聞くと様々な病院を受診して診察を受けても原因がよくわからず対症療法として薬を処方されるだけで改善されないとのことでした。

その症状をどうにかしようと必死に様々な方法を模索し研究しました。その過程で当時ムズムズ脚症候群への施術を多く行っていた新潟県にある袋町接骨院の院長と知り合い疾患に対する色々なことを教わりました。

このようなことから当院でも『ムズムズ脚症候群』に対する施術を行い始めました。

この疾患の症状は主に夜間や安静時、足の深部の方に虫が這っているような感覚がする、じっとしていられない、いてもたってもいられずにどうしようもできなくなってしまう、と言うものです。

そしてそれらが原因で睡眠を著しく障害されてしまい睡眠障害、自律神経系疾患、うつ病、など様々な疾患を続発させてしまいます。

当院に実際に来院された患者様に話を聞くと余人には理解しがたい症状。と言うほど周りの人に理解してもらうことも難しい疾患です。

原因もはっきりとわかっていないことも問題です。当院と袋町接骨院の院長とが考える要因として次のようなものが上げられます。

  • 骨盤内壁部に存在する神経や血管が障害される。
  • この部位の自律神経支配下の内臓が脳幹などの中枢神経系の支配を受け難くなる。結果、内臓の働きが低下したり神経や血管が走行している脚部の全体的な、或いは局所的な神経障害や血行障害が生じたりする。
  • これにより脚部や下腹部に違和感、痙攣、鈍痛や鋭い痛み、言葉では表現しにくい不快感などが生じる。また便秘、排尿異常、浮腫や高血圧が見られることもあります。
  • 上記による絶え間ない症状や不快感で『睡眠』が著しく障害され睡眠障害、漠然とした不安感などに苛まれるようになり、この症状が長く続くと『うつ状態』に陥ってしまうケースも少なくありません。

また妊娠後期の妊婦さんにも発生が多いのは骨盤内壁部が胎児によって圧迫され上記と同じような状態になるからではないかと思います。

さらに睡眠が著しく障害されるために自律神経系が乱れてしまいます。

自律神経系とは『交感神経』と『副交感神経』のことで人間のオンオフを切り替えるような神経です。

交感神経が働いている状態は主に覚醒時です。つまり行動している時ですね、交感神経が優位な状態では身体を動かしますので筋肉もある程度緊張状態であり血流や心拍数も上がっています。消化運動なども抑制されます。

副交感神経が優位な場合はリラックスしている状態です。交感神経の興奮状態を抑制しているような形です。心拍数や血流なども穏やかになり消化運動は促進されます。

この2つが互いに働き合って人間のオンオフを切り替えています。

夜自然と眠くなったり朝方になると自然と目覚めるのはこの自律神経系がしっかり働いているからです。

睡眠が障害されることによりこの自律神経系が乱れてしまいます。

普段なら普通に眠れている時間に上記のよう症状が起きると身体は完全に起きてしまい交感神経優位の覚醒状態になってしまいます。

そうなると中々寝付けずに朝を迎えてしまいます。ですが人間は睡眠を取らないで活動することは不可能で普段なら活動している時間帯に眠気が襲ってきてしまいます。

このようなことが続くと体内時計が狂ってきてしまい規則正しい生活習慣を作れなくなってしまいます。

そしてこのような状態が続いてくると『うつ状態』になってしまうこともあります。

このように次から次に新たな症状が生じてきてしまい様々な疾患を併発してしまいます。

そんな様々な症状や疾患を生じてしまう『ムズムズ脚症候群』ですが当院での施術法を紹介します。

当院では主に『症状が生じている部位の筋肉の弛緩』、『星状神経節への超音波施術』、『骨盤内壁部への超音波施術』、『鍼灸治療』、『下肢部の血流改善』

を行っています。

●症状が生じている部位の筋肉の弛緩

ほとんどの患者様がそうですが症状が生じている部位の筋肉が緊張して張りを帯びている場合が多いです。症状が出た時に強く緊張してしまっているのが原因と思います。張っていれば筋肉の状態も悪いですし血流も悪くなっています。それを改善するために手技療法で筋を弛緩させます。

●星状神経節への超音波施術

星状神経節とは頸部のやや側方に存在し、主に上半身の交感神経を支配している部位です。この部位に超音波を当て交感神経の働きを弱めます。これを『交感神経ブロック』と言います。支配しているのは上半身の交感神経ですが上半身の方が分布が多いので全身的に交感神経の作用を抑制できます。交感神経を抑制して何がいいのかと言うと身体を副交感神経優位の状態にできますし交感神経が優位になっていると痛みや刺激に対して敏感になってしまうので症状の抑制にもなります。

●骨盤内壁部への超音波施術

こちらも超音波を使用し骨盤内壁部に刺激を与えます。骨盤内壁部の筋肉が緊張していたり血流が阻害されていたりするとそこから出ている神経や血管が障害されてしまい支配領域の下肢に障害が出てきてしまいます。ですので骨盤内壁部に全体的に超音波を当て不要な間質液の吸収促進や筋の弛緩、圧迫などの改善など行います。

骨盤内壁部にかかっている圧やストレスを取り除いていくようなイメージです。

なぜ星状神経節や骨盤内壁部の施術に超音波を使用するのかと言うと超音波は深部の組織まで刺激を与えることができるからです。星状神経節や骨盤内壁部は身体の比較的深部の方にあるため超音波が効率的な刺激を加えることができます。

●鍼灸治療

当院では『鍼灸治療』も合わせて行っています。鍼灸治療を行って期待する効果は『筋肉の弛緩』と『自律神経系の調節』です。手技療法でも筋肉の弛緩を目的に行いますがさら手技ではアプローチすることが難しい筋肉や深部の筋肉を狙って鍼灸治療を行います。

また鍼灸治療には『自律神経系を調節する』と言う効果があります。手技の施術もそうですが鍼灸の刺激を心地が良いと感じれば身体はリラックス状態になり自然と『副交感神経優位』の状態になります。常に交感神経優位の方には抑制すると言う形で行いますが、逆に交感神経がうまく使えていない方にはまた違った生活指導を行います。

●下肢部の血流改善

下肢部に症状が生じている場合には血流の停滞や筋肉の張り、浮腫など色々な流れが滞ってしまっていることが多いです。ですので空気圧で下肢をマッサージ、弛緩させるようなことを行います。『ドクターメドマー』という治療器を使い下肢に圧を加えたり戻したりし血流の改善、浮腫の改善、筋弛緩などを目的に行います。

ドクターメドマー

大体ですがこのように施術を行っていきます。その時の症状により若干変更することもありますが目的は同じです。ですがどの疾患などにも言えますが『継続』をしないと意味がありません。一回で治癒するような疾患ではありませんし継続して施術を行い通常の状態にしていきます。

症状が緩和してくれば期間を空けて様子をみてもらうような形になります。

症状の緩和には個人差がとても大きいです。ですが当院で施術を受けている方は症状が緩和していたりすっかり治癒したりする方が多いです!(^^)!

病院や専門医を訪ねても薬で様子を見ることしかできない場合も多いです。

当院では症状が生じている部位を中心に手技や物理療法と言った直接的な施術を行っております。

もしも『ムズムズ脚症候群』でお困りの方、薬で様子を見ているが改善しない方、似たような症状がありお困りの方などにこの記事がお役に立てば幸いです。

何かお困りのこと、気になることがある際にはお電話ください!

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カテゴリー: 柔整治療, 鍼灸治療
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