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今回は、食事として、患者様になにを食べると、筋肉や血液、身体全体に
良いのかを簡単に紹介できればいいかなと思います。その中でも、タンパク質と
ビタミンBはとても大切な役割で、意識して摂取すると良いことがたくさんある
と思われます。
●タンパク質
タンパク質は炭水化物、脂質と合わせて、3大栄養素として有名ですね。
筋肉、臓器、体内の調整に関わるホルモンの材料となり、エネルギー源にも
なります。タンパク質はアミノ酸によって形成されます。このアミノ酸は、
自然にはかなり多く存在しますが、体の材料となるアミノ酸は20種類と
なります。この中の9種類は、体内で合成できないために、必須アミノ酸と
いい、食事で摂取する必要があります。大きく動物性と植物性の2つがあり、
植物性は必須アミノ酸が一部不足する可能性がありますので、気を付けて
摂取する必要があるようです。
タンパク質不足になると、筋肉量の減少、肌や髪のトラブル、集中力・思考力が
下がってしまうことがあります。また、保温効果があるため、体が冷えやすく
なってしまいます。
タンパク質を多く摂取しすぎると、動物性タンパク質を意識するあまり、
脂質も多く摂ってしまいカロリーオーバーや肥満を招く可能性も考えられます。
他にも、腸内環境の乱れや肝臓・腎臓にかかる負担からの内臓疲労も高まる
可能性があります。
食品として、豚、鳥、魚介類、卵、乳製品の動物性をとりつつ、小麦、大豆、
果物などの植物性も摂取していくと良いと思います。
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●ビタミンB
ビタミンBは、種類がたくさんあり、それぞれ役割が違いますが、とても大事な
役割をもたらします。
・ビタミンB1
糖質をたくさん摂取したところで、エネルギーに変えることができず、
乳酸などの疲労物質がたまり、疲れやすくなります。私たちの脳や神経機能を
正常に保つためにも十分なエネルギーが必要です。エネルギーが不足すると
精神が不安定になり、イライラしたり集中力が失われたりといった症状が
あらわれます。肝臓や腎臓の機能も低下し、胃腸障害などの原因にもなります。
(豚肉・うなぎ・たらこ・ナッツ類など)
・ビタミンB6
食事からとるタンパク質は、いったんアミノ酸に分解されて、人体に必要な形で
再合成されます。そこで一部のアミノ酸を体内で作るのに必要なのが
ビタミンB6で、タンパク質を多量に摂取する人ほどビタミンB6の必要量が
増えることになります。ビタミンB6は、皮膚、髪の毛、歯を健康にし、成長を
促進する作用があり、免疫機能を維持するのに必須です。不足すると、皮膚炎、
口内炎、湿疹や蕁麻疹などの症状があらわれ、アレルギー症状が出やすくなります。
(かつお・まぐろ・牛レバー・さんま・バナナなど)
・ナイアシン
ナイアシンはエネルギーの源である糖質や脂質、タンパク質などの代謝の補酵素
として働きます。血行をよくすることから、冷え性や頭痛を改善する作用があります。
(たらこ・かつお・レバー類・びんながまぐろ・落花生)
ビタミンBの中でも、筋肉や体の代謝に関与するようなものをご説明させて頂きました。
他にも、ビタミンB2、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチンがあります。
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