当院では鍼灸治療で『逆子』に対する治療を行っております!
逆子とはその名の通りに妊娠中に胎児が逆を向いてしまっている状態を指します。
頭が子宮孔の方に向いていて下向きになっている姿勢を(頭位)と言いこれが自然の位置です。逆子の場合は子宮孔の方に足が向いていてしまい頭も上の方を向いている状態になりこの状態を逆子(骨盤位)と言います。
妊娠中、特に妊娠初期などはまだお腹の中の赤ちゃんも小さく自由に動き回れますので逆を向いていてもそんなに心配はいりません。
ですが妊娠約32週頃を過ぎても逆子(骨盤位)の状態だと本格的に治療を行います。なぜかと言うとこのころまで骨盤位の状態だとそのまま出産を迎えることになることが多いからです。
●逆子(骨盤位)で出産するのはなぜ危ないの??
だいたいはその場合『帝王切開』になります。ところでなぜ骨盤位での出産は危ないのでしょうか?
一番の要因は『死産』の可能性が上がってしまうからです。通常の頭位の状態なら頭から出てきて自発呼吸を始めますが、骨盤位の場合では頭が上の方向にあるので出てくる際に顎など頭全体がつっかえてしまいスムーズに出てくることができません。
そこで圧迫などを受けてしまい呼吸ができずに結果として死産や低酸素脳症、新生児仮死、脳性麻痺などを起こしてしまう可能性があります。
このリスクを回避するために逆子の際には『帝王切開』を行うことが多いです。
●治療法はないの?
そんな色々なリスクが生じてしまう『逆子』ですが治療法はないのでしょうか?
産婦人科などでは主に『逆子体操』を指示されます。この逆子体操で改善すればよいのですがそうでない場合は自然と戻ってくれるのを待つことになります・・・
このような中、近年『鍼灸治療』が逆子に対する治療として注目されています!
鍼灸治療は古来より『逆子』の治療に用いられてきたとされています。
実際に効果的で薬などと違って母体や胎児にとっての副作用のようなものはほとんどありません(*^_^*)
●鍼灸治療
実際にどのように治療を行うかと言うと『お灸』を使って治療を行います!
東洋医学と言えば『ツボ』ですが、このお灸を使った治療もツボにお灸を施灸します。
用いるツボは『至陰』、『三陰交』と言う2つのツボです!
部位を説明しますと・・・
『至陰』…足の小指の爪の部位で爪の一番外側の下のキワの部位。
『三陰交』・・・足の内くるぶしから指4本分上に上がった部位。
このような部位にお灸を施灸して治療を行います。
その日の体調などによってツボを変えたりすることもあります。
『至陰』と言うツボへの施灸はお腹の中の赤ちゃんの胎動を促すような効果があるとされています。
『三陰交』と言うツボへの施灸は子宮内の冷えを改善し温められ血流が促進するような効果があるとされています。
また鍼灸治療では逆子の治療だけでなく妊娠中の妊婦さんの不定愁訴や不安感、身体の中の調子なども同時にケアすることができますので出産まで良い状態を保って出産を迎えられるかと思います(*^_^*)
●当院での治療例
実際に当院での治療をご紹介します!(^^)!
●治療中に胎動を感じ改善したケース
この患者様は実際にお灸の施灸中にお腹の中で赤ちゃんが動くのを感じた!とおっしゃり治療後、検査をしたところキレイに逆子が改善されておりその後無地にご出産なされました!(^^)!
このように治療中に赤ちゃんの胎動を感じられる方もいらっしゃいます(#^^#)
●一回の治療で改善したケース
この患者様は初診で来院され問診などを行い治療を行いました。上記のように胎動を感じたわけではありませんが治療後に検査を行った所、改善されていたと報告がございました!(^^)!
●何度目かの治療で改善されたケース
1回目、2回目と何度か治療を受けたがあまり変化がなかったが続けているうちに3度目の治療が終わった後の検診で改善されていた!と言うケースもございました(*^^*)
この他にも様々な症例がございます。
個人差がありますので必ずしも1回の治療で改善されるとは限りませんが多くの患者様が改善されております(*^^*)
●まとめ
逆子はその体勢から出産する際に様々なリスクを伴う状態です。逆子体操などの自分でできる対処法などもありますがそこで改善されな場合は『帝王切開』となることが多いです。
鍼灸治療は古くから逆子の治療に用いられてきました。その方法は鍼ではなく『お灸』を用いて行います。
個人差はありますが数回の治療で改善が見られることが多いです!(^^)!
当院では経験豊富な女性鍼灸師が鍼灸治療を担当しておりますので女性も安心して治療を受けられるかと思います(*^^*)
また逆子以外のことでも女性鍼灸師だからこそお力になれることも多いと思います!
当院ではお電話からでの相談も受け付けておりますので何か気になることや不安なことがある際には是非ご活用ください(*^_^*)