多くの人が感じている『膝の痛み』。
加齢とともに痛みを感じる人が多いです。また膝はスポーツによってもケガをしやすい部位でそれにより痛みが生じている方もおります。
そんな『膝の痛み』ですがよく『膝周りの筋肉を強くするといい』とテレビなどで聞くことがあります。
今回はそんな膝の痛みと膝周りの筋力について投稿していきます。
●膝の構造
まず膝の構造について見ていきます。
膝は『膝関節』と言われ3つの骨から構成されています。
太ももの骨である『大腿骨』。
足の骨である『脛骨』。
脛骨と大腿骨が関節している部位にある『膝蓋骨』。(膝のお皿)
この3つの骨から構成されていてその周りを筋肉や靭帯で固定しています。
靭帯としては膝の内側に存在して膝が内側に曲がることを制限している『内側側副靭帯』。
その逆で外側に存在して膝が外側に曲がることを制限している『外側側副靭帯』。
膝の中の方、大腿骨と脛骨をつないでいる『前十字靭帯』、『後十字靭帯』。
膝を前を覆っている膝蓋腱靭帯。
などがあります。
このような構造で膝は主に屈曲(膝を曲げる)、伸展(膝を伸ばす)と言うような動きをします。
●膝周りの筋肉
次に膝周りの筋肉を見ていきます。
膝周りには『大腿四頭筋』、『大腿二頭筋』、『半腱様筋』、『半膜様筋』などの筋肉があります。
今回は特に膝と関係が深い『大腿四頭筋』を中心に見ていきます。
●筋力低下との関係
先ほど紹介した膝を伸ばす『大腿四頭筋』と膝を曲げる『大腿二頭筋』を中心に膝の運動を行っていますが筋力が低下してくるとその運動をする際に大きく負荷がかかるようになってきます。
例えば今までは5の力で動かせていた運動が7や8の力を使わないとできなくなってしまったりします。
そうなると筋肉にはもちろん、筋肉が付着している膝周囲にも負担がかかるようになります。
その繰り返しで炎症が起こってしまったり膝自体の固定性が弱ってくるので膝を安定して動かせなくなったり柔軟性が低下してきてしまったりして痛みの原因となってしまうことが多いです。
だいたい筋肉は40代50代頃から委縮が始まるとされていてなにもしていなくても筋肉の萎縮は始まってきます。それにプラスして年齢が上がっていけば肉類など筋肉を作るたんぱく質を多く含む食品を食べなくなったり、運動量も減少してきますので筋力低下は進んでいきます。
また普段から運動不足からあまり膝を使わないでいると膝の柔軟性が低下してきて硬くなってきてしまいます。
具体的に言うと膝が曲がりずらくなったり、伸ばしずらくなったり動かすと痛みが生じたりします。
このようなことが膝の痛みと関係していると考えます。
●予防法など
そんな筋力低下と膝の痛みですがしっかり筋力強化を行って筋肉を低下させないことが大切です!
特に膝の前側にある『大腿四頭筋』を鍛えましょう(*’▽’)
日常的にウォーキングを行ったり、適度なランニング、スポーツジムでのトレーニングなど、できていれば良いですが中々できない場合も多いです。
自宅で簡単にできる例としては椅子に座ってそのまま膝をピンと伸ばすような体制をとりそのまま数十秒キープするようにします。
そうすると『大腿四頭筋』の筋力強化になり手軽にできて続けやすいです(*^_^*)
テレビを見ている際であってもCMの間この運動を行ったりとにかく毎日行うことが大切です。
●まとめ
筋力低下はなにもしていなくても加齢により生じてきてしまいます。
ですので日ごろからしっかり筋力を強化したり適度な運動を行ったりして身体能力を衰えさせないようにすることが大切です(*^^*)
膝に痛みがある際、日々の運動の中で痛みが生じてきてしまっている場合などには整骨院などを受診してしっかりとケアを行うことも大切です(*^^*)