●原因と症状
アキレス腱部の痛みで、アキレス腱部が腫れる。又、圧痛や体重が
かかると疼痛が強く現れる。主にふくらはぎの筋肉を酷使した結果、
筋肉の過緊張又は炎症により疼痛が生ずる。スポーツ選手に良く見られ、
日常生活でも、趣味などのランニング、フットサル、バスケットボール、
バレーなどで良く見られます。疼痛のため、歩行困難になり、体重が
かかる際に毎回痛みがある。
https://bodyproblem.com/akiresukenen参照
http://blog.goo.ne.jp/takahisa0705/m/201604/1参照
●対策
アキレス腱はふくらはぎの筋肉と繋がっています。ふくらはぎの筋肉を
スポーツなどで酷使した結果としてアキレス腱に痛みが生じます。
対策としては、運動後にズキズキと痛む場合はまずアキレス腱の
アイシングそしてふくらはぎのストレッチです。スポーツ選手の場合など
でアキレス腱に痛みがある場合はアキレス腱からふくらはぎにかけての
テーピングをして練習に取り組むことが大切です。また、痛みが強い時は
練習の量をある程度減らしたりランナーならば柔らかい所を走るなどの
工夫が必要です。ジャンプ系の競技の場合、ふくらはぎの筋肉への負担が
大きいので練習メニューの変更も必要です。練習後は必ずアイシングと
ストレッチを行いさらにふくらはぎのマッサージも大切です。ストレッチは
膝を伸ばしてふくらはぎを伸ばすパターンと膝を軽く曲げてふくらはぎを
伸ばすパターンの2つをしっかりとおこなうとふくらはぎの筋肉を丁寧に
ストレッチすることが出来ます。また、太ももの裏の筋肉や腰も伸ばして
あげると足全体の負担が軽くなりますのでお試し下さい。
●治療法
アキレス腱炎の治療は、ふくらはぎの筋肉を主に治療します。ふくらはぎ
にはアキレス腱につながる3つの筋肉があるので、その筋肉の中から
硬くなった部分や治療ポイントを探して治療をします。アキレス腱を
痛めている場合、動きが悪くなり足全体のバランスが崩れ他の部分にも
影響を及ぼします。腰にも同時に治療を行うとさらに効果的です。
当院では腰、足の後面の筋肉すべて、そしてアキレス腱を主に行います。
場合によっては足の前側の筋肉を治療することもあります。治療は痛みの
程度に応じて治療の回数など調整します。特にスポーツ選手の場合は
練習量を調整してもらい可能な限り練習を継続できるように治療を行います。
足部の痛みになるとアキレス腱炎のほかに足底筋膜炎などもあります。
また上記の症状に似ている症状で、尿酸値が高い方の場合には、痛風の
疑いもあります。例えば尿酸値が高い方は、足を捻ったりすると足関節捻挫
以外にも痛風の可能性が考えられます。一般に親指に痛み・腫れが出てくる
と痛風の可能性があると言われていますが、足関節、アキレス腱、膝関節に
痛みや腫れが出ることもあるので注意しましょう。
これを機会に様々な観点から健康に目をむけてみたらいかがでしょうか。