『不妊症』の男女別の原因について解説!

健康情報

不妊症とは夫婦が妊娠を望むために性生活を続けていても2年以上立っても妊娠に至らない状態を指します。

現代の日本では生殖年齢にある夫婦の約10%が不妊症で悩んでいるとされています。

不妊症の原因には一般的に

女性側に問題がある【排卵因子】【子宮因子】

【卵管因子】

男性側に問題のある【精路通過因子】【性機能因子】【造精因子】

などがあります。

今回の投稿ではこのような不妊症の原因を解説していきたいと思います。

不妊症とは

不妊症とは一般的に妊娠を望む夫婦が性生活を約1年間妊娠に至らない事を指します。

この不妊症の原因には様々な原因があるとされていますが女性側の年齢による要因も重要で不妊症でなくても女性の妊娠のしやすは20代がピークで30代半ばにかけて緩やかに低下していきます。

ですが35歳辺りを過ぎると急激に低下し40代半ば辺りでほぼ0になるとされています。

不妊症の男性側の原因

男性側の原因としては主に【性機能因子】【精路通過因子】【造精因子】などがあります。

◆性機能因子

この因子は主に正常に勃起ができない勃起障害(ED)、膣内射精障害などがあります。

一般的に多いものはストレス、結婚や妊娠に向けてのプレッシャーなどが原因で起こるとされています。

また糖尿病など特定の疾患が原因で生じる事もあるとされています。

◆精路通過因子

この因子は精子が正常に作られているが射精までの通路で何らかの障害があり射精はできるが精神が含まれていない閉塞性無精子症などがあります。

◆造精因子

この因子は男性側の約9割を占めると言われるほど多いと言われています。

中でも乏精子症は造精因子の中でも多い症状で精子の数が一般よりも少ない状態で正常値は1ccあたり1500万以上と言われていますが1500万以下の場合は軽度、1000万以下の場合は中等度、500万以下の場合は高度と段階によって分類されています。

不妊症の女性側の原因

女性側の原因としては【子宮因子】【排卵因子】【卵管因子】などがあります。

◆子宮因子

この因子には子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどがあります。

すべての子宮筋腫などが原因になるわけではありませんが筋腫やポリープなどがあり子宮内が変形するような状態になっていると精子の卵管への移動や受精卵の着床がうまくいかず不妊症の原因になる事があります。

◆排卵因子

この因子は排卵周期などに問題があり不妊症につながるとされています。

一般的に女性の月経周期は25日から38日間ほどと言われていますがそれよりも月経周期が長かったり短かったり、あるいは月経が起こらなかったりしている場合はホルモンバランスなどの問題で排卵が起こらなかったり卵胞が正常に育たなかったりします。

排卵因子は女性側の問題の30から50%ほどを占めると言われているほど多いです。

◆卵管因子

この因子は卵管に異常があり不妊症につながると言われており、中でも多いのが卵管の炎症とされています。

卵管の炎症は主にクラミジア感染によるクラミジア性卵管炎が多いとされています。

まとめ

今回は不妊症の男女別の原因について解説しました。

不妊症は女性側に原因が多いと思われる場合もありますが男性側に問題がある場合も多く不妊症かなと医療機関を受診する際は夫婦で検査を受け原因を明確にさせる事が大切です。

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