11月に入ってから日に日に寒さが厳しくなってきているような気がします・・・
これからまだまだ寒くなると思うと色々備えなければなりません💦
そしてこれからの時期『冷え症』の方には辛い時期になってきます( ;∀;)
長めに湯船に浸かって温めたり湯たんぽや暖房器具を使ったり代謝を良くしたり様々な改善法があります。
今回は市販されている『お灸』を使った改善法を紹介していきたいと思います!
●使うもぐさの種類
まずお灸はもぐさと言うヨモギの葉っぱの薄葉を使って作られておりそれを手で捻って米粒やその半分ぐらいの大きさにして線香を使い施灸するやり方と市販されている台座灸と言うライターなどで火をつけてそのまま体に乗せるだけのタイプがあります。
今回は市販されている『台座灸』を使った方法を紹介します。
台座灸は火をつけて乗せているだけで温熱効果が得られるような仕組みになっておりどなたでも簡単に使用することができるのが特徴です。
火をつけるともぐさが詰まっている部分から煙が上がりいかにもお灸をしている感じがします。
ここで注意したいのが『煙が出なくなったからもう終わりだと思わないこと!』です。
煙が出なくなったら終わったのかなと思う方が多いかも知れませんが台座灸は煙が消えてからが一番温熱効果があるのです!!
煙が消えるとジワジワと暖かくなってきます。その時が一番温熱効果がある時でここでやめてしまったらあまり効果も期待できません・・・
乗せていても暖かく感じなくなったぐらいが終わりの合図なのでしっかり最後まで行いましょう!
同じところで熱く感じる場合は場所を変えたりして行います。熱いのに我慢して同じ場所に置き続ける必要はありません。
※火を使わないお灸もある??
お灸と言ったら火を使って煙を上げて行うのが一般的ですが最近では火を使わないで煙も出ないお灸が登場しているんです!
『せんねん灸太陽』と言うお灸でメジャーリーガーのダルビッシュ有選手も愛用しているお灸です。
体に貼って温熱効果が得られるので貼ったまま外出したり匂いを気にしなくてよかったりとても使い勝手がいいお灸です♪
このお灸も市販されているお灸なので薬局やインターネットで購入が可能です☻
●お灸を行う場所(ツボ)
では実際にお灸を行う場所をいくつか紹介していきたいと思います!
主にツボの部位にすることで良い効果が得られるとされています!(^^)!
●下腹部のツボ
下腹部の下には骨盤内臓器や大きな血管などが存在します。
そこに温熱刺激を加えることで内臓の働きが亢進し大きな血管が拡張し全身に血液が流れやすくなり末端の方まで熱を送ることができます!
特におへその縦のラインにある『石門』、『関元』、『中極』と言うツボに施灸すると効果的です🌼
『石門』・・・おへそに人差し指を置き指3本分下の部位。
『関元』・・・おへそに人差し指を置き指4本分下の部位。
『中極』・・・関元から親指1本分下の部位。
この他にも下腹部は自分で触って冷えていると感じる部位や凹んでいたりする部位に施灸すると効果的です!
●腰部のツボ
腰部にある『志室』と言うツボも冷え性には効果的✨
腰が痛かったり長時間同じ姿勢が続いた時に手を添えたくなるあの場所です・・
『志室』・・・背中側で一番下の肋骨の先端。背骨から指4本分外側の部位。
●足部のツボ
体の体幹を温めることも大切ですが末端の手前を温めることも効果的。
足の甲側にある『太衝』というツボは足背動脈と言う足先に続く動脈上にあるのでそこを温めることでその先に温められた血液が流れるため効果的です!
また『太衝』は肝経と言う経絡に属しておりイライラしやすく怒りっぽかったり筋肉が疲れたりよくつったりする場合にもおススメです(*^^*)
『太衝』・・・足の甲側で第1趾、2趾の間を足首側にたどっていき指が止まるところに取ります。人によっては足背動脈の拍動を感じられると思います。
また足首の少し上にある『三陰交』と言うツボもおススメです!
三陰交は有名なツボで特に女性にとってはとても効果的なツボです!
冷えやむくみの改善効果や生理痛の緩和、骨盤内臓器を温める、妊娠中の子宮の環境を良くするなど様々な効果があるとされています(#^^#)
『三陰交』・・・足の内くるぶしに人差し指を当てた時の小指あたりで骨の後ろの際のところ。
※どのくらいの感覚で行えばいい?
今紹介したような部位に施灸していくわけですがどのくらいの間、回数行えば良いのでしょうか?
決まった回数などはありませんがだいたい暖かくなってきたと感じるぐらいでいいと思います(*^^*)
または肌に少しきつね色の跡がついたりしていればそれ以上行うとやけどしてしまう可能性もありますのでそのくらいにしておくのがいいと思います。
基本的に台座灸は火傷しにくいモグサなので安全に使用することができます!
煙が上がり匂いなどが気になることも多いと思いますので換気扇を回して行ったり換気をしたりするのをおススメします!
●まとめ
今回は自宅で簡単にできる冷え性対策として市販されているお灸、台座灸を使った方法を紹介しました。
体にあるツボに行うことで血行促進や血管拡張、新陳代謝亢進、痛みの軽減など様々な効果が期待できます!
台座灸は基本的には安全に設計されており火傷などの心配はありませんが誤った使い方や不注意などで予期せぬことが起こることもあります。
火を使っていると言うことを忘れずに安全に行いましょう!