日本人のほとんどが経験、悩まされている『腰痛』。
症状が軽度なものから重度なものまで幅広く、日常生活に大きく支障をきたします。
そして『腰痛』は日常生活内の動作で生じやすく業務上の疾患発生頻度でも第一位です。。。
そんな日常的に生じやすい腰痛ですが生じやすいのでケアや対処法がとても大切になってきます。
間違った対処法やケア、あまり腰に良くないことを続けていると軽度のものでも慢性化してしまったり悪化してしまったりします( ;∀;)
ここでは特に迷うことが多い『腰痛の時は温めるのか、冷やすのか?』についてまとめていきたいと思います。
●腰痛とは?
まず腰痛とは何なのかと言うとそのままで腰に生じる痛みや不快感、不安感の総称です。
発生頻度がとても高く、年齢層も幅広いです。
また症状も軽度なもの急性の重度のもの、慢性的なもの、何かの疾患に起因するもので差があります。
腰部は下半身を使って作業をするときになどに軸のような存在ですし、体幹の部位であるのでどんな運動をするときも関連することが多いです。
一般に筋肉疲労やオーバーユースなどで生じやすい『筋筋膜性腰痛』と腰部の捻挫などで生じやすい『椎間関節性腰痛』とに分けられます。
●温熱について
では実際に腰痛が生じた場合にどうしたらいいのかと言うことでまず『温める場合』についてです。
まず一般的に温めると言うことは『慢性的な症状』に対して行われることがほとんどです。
逆に急性の場合は『冷やす』ことが多いです。
慢性的な場合は局所の血流が悪くなっていたりそれに伴って冷えていたりします。
『温める』ことによって局所の血流改善、筋肉の弛緩、疼痛の減少などの効果があり慢性的な場合には効果的です(#^^#)
方法については湯船に時間をかけてゆっくり浸かったり、素肌が露出しないように服を重ね着したり腰部を腹巻のようなもので巻いて温めてあげたり色々あります。
特にこの時期は外気はとても暑いですが室内はクーラーで冷やしていたり冷たい物を飲むことが多かったりするので冷えやすいです!
ですので冷風が直接当たらないようにしたりキンキンに冷やしたものをあまり摂取しないようにするなどの工夫も大切です。
このことから慢性的な腰痛に対しては対処法として『温める』ことをした方が効果的です(#^^#)
●冷却について
続いて『冷やす場合』についてですが冷やす場合は『急性の腰痛』の時に行います。
慢性的な場合には『温める』ことが多いですが、急性の場合には逆に『冷却』することが一般的です。
急性の場合には局所で『炎症』が生じていることが多いです。
炎症が生じると熱感も生じますし疼痛閾値が低下(痛みを感じやすくなる)したりします。
とても敏感な状態になってしまいます。
冷却を行うと炎症が収まり熱感も徐々に消えていき疼痛閾値も変化して通常に戻ったりします。
ですので突然のぎっくり腰などの急性の腰痛の場合にはまず一時的に『局所を冷やす』ことが大切です。
方法としては冷シップを貼ったり湯船に長くつからないようにするなどです。
また急性期は1~3日ほどで慢性期に移行するするのであまり長く冷やすと言うことは良くありません。
炎症がなくなってきたり熱感がなくなって来たりしたらそれ以上の冷却はかえって逆効果になることもあるので注意しましょう!
自分自身で判断が難しい時などには専門の医療機関などで診察を受けその指示に従いましょう。
このことからぎっくり腰などの急性の腰痛の際には一時的に局部を冷却すると良いでしょう(*^^*)
●まとめ
腰痛では『急性』と『慢性』とで温めたり冷やしたり方法が変わってきます。
一般的には『急性腰痛』には一時的に冷却。
『慢性腰痛』には患部を温熱することが良いでしょう。
ですが一般的に腰痛の際に氷嚢などを使って完全に冷却することはありません。
腰痛の際の冷却はあくまで炎症や熱感を抑えるための行為ですのでガンガン冷やしたりすることは止めましょう。
冷シップなどで様子を見る程度が妥当です。
腰痛は自己判断が難しいケガですので自分ですべて自己判断せず整骨院や整形外科などの専門の医療機関を受診するようにしましょう!