流行する風邪を予防しましょう!

信州ブログ

秋の終わりごろから春先、そう今の冬のシーズンに最も流行るのが『風邪』です!

近年では熱が出なくて喉が痛い場合や腹痛が主症状の場合など風邪と言っても様々な症状があります。また食の欧米化などが原因で身体の免疫が弱くなってしまい風邪をひきやすい子供も多くなっています。そしてこの時期に最もきおつけたい『インフルエンザ』も予防したいですよね・・・

そこで今回は風邪などの予防法をまとめてみました!

●どうやって風邪をひくのか?

そもそも身体がどうなったら『風邪』をひくのかをみていきましょう。

簡単に言うと空気中に存在している風邪を引き起こす菌が体内に侵入してその菌に免疫が負けてしまうと様々な症状が現れてきます。

身体の免疫システムは大きく2つあり『細胞性免疫』と『液性免疫』とがあります。細胞性免疫とは身体の中に抗原(身体にとって悪い菌やウイルス)が侵入してきた際に真っ先に白血球(好中球など)が近くまでやってきて貪食して標的の抗原を活動できなくします。貪食とは食べるように抗原を飲み込み時には自分自身も一緒に活動できなくすることです。液性免疫とは細胞性免疫などにより以前に体に侵入してきたことのある抗原を記憶してその抗原に対して最も有効な武器を作りまた同じような抗原が侵入してきた際にその武器を使って標的を活動できなくするような免疫システムです。この武器のことを『抗体』と呼びます。

この液性免疫を利用したのが『予防接種』や『ワクチン』といったものです。発症する前に体に害のない程度に薄めた抗原を入れマクロファージなどに貪食させ液性免疫による免疫機構を獲得させてもし同じような抗原が侵入してきた際に速攻攻撃できるように準備させておきます。

主にこの2つの免疫機能を使い身体を守っていますが今まで一度も経験したことのないような抗原が侵入してきた際や疲労や倦怠感などでそもそもの免疫機能が低下している状態などの時に免疫が負けてしまい発症します。

またもうすでに身体の中に侵入しているが免疫により活動できない程度に弱らせている状態の際に免疫機能が低下してしまうと抑えていた抗原を抑制できなくなり発症してしまうパターンもあります。

このようなことを『菌交代現象』と呼びます。

しっかり食事を取り睡眠時間を確保し身体を休めることはとても大切なことと言えますね( ..)φ

疲れがとれていなかったり、ダルイ感じが続くときは要注意です( ;∀;)

手洗いうがいで予防!

一般的に風邪などの予防と言ったら『手洗いうがい』ですねよ!

この手洗いうがいにもきちんとしたやり方があります。

まず『手洗い』ですが最低30~40秒ほどかけて行いましょう!

①流水で軽く全体を流す。

②石鹸や洗剤をよく泡立たせて洗う

③洗う際に手の洗い忘れがないように隅々まで洗う(特に親指の下の膨らんでいる部位や小指の下の膨らんでいる部位、手首、手の甲は洗い忘れが多いので注意しましょう!)

④流水でしっかりと流す。

一見普通のやり方ですがやってみると意外とできていないところがあるものです(‘_’)

うがいですがこちらは喉でしっかりと洗うような感じで行うのが良いと思います。

『手洗い』、『うがい』はどちらかと言うと『手洗い』の方が大切です!

うがいはする直前に喉の粘膜に付着いた細菌などしか洗い流せないので・・・

人間は一日のうちに様々なものに触れています。他人と共有するものなど様々です。そして人間はよく手で顔の付近を触ります。無意識かもしれませんがけっこう触れています。目をかくなどもその一つですね。そうして目の粘膜や口、鼻などを経由して細菌やウイルスが体内に侵入すすることもしばしば・・・

ですので『手洗い』はきちんと行っておいた方がいいと言えます!洗いすぎや消毒のし過ぎなどはまた良くない面もありますが帰宅時や食事前、外出後などはなるべく行った方が予防になるでしょう(#^^#)

腹八分目

よく腹八分目は健康に良いと聞いたことはありませんか?

実はそれは理に適っていて満腹や小食よりも良いとされています。

満腹は身体別に身体に良い感じはしませんよね。小食となると活動する際のエネルギーを生み出せないのでこれもあまりよくない・・・

腹八分目が良いとされるのは『白血球』などと関係しているからなのです!

白血球(マクロファージなど)が免疫に関係していることは先ほど記載しましたがその白血球の活動が亢進する時があります。

それが『空腹時』です!

空腹時には白血球が活発になると言う研究データがあり科学的にも証明されています。

ですのでお腹いっぱい満腹に食べるよりもほどほどに抑え少し余裕を持たせると免疫機能が活発になりますので免疫機能もアップします(*^_^*)

今回は少ししか紹介できませんでしたがまだまだ寒い時期、乾燥する時期が続きますのでしっかりと予防して健康に元気で年末年始を過ごせるようにしましょう(*’▽’)

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