超音波治療とは文字通り人間には聞こえない超音波を体内に送り体内の組織などで反射して戻ってきた信号を強さや時間などで分別させて画像化して受傷部位の診断に用いるものや、超音波が発生させる振動を利用して干渉波治療器などでは届かない体内の深部の組織に刺激を与え治癒能力を促進させるような治療のことです。
体内の状態を画像化し健側(ケガをしていない側)と患側(ケガをしている側)を比較しながら診断ができますし動かしながら情報を見られるのでどの部位がケガをしているのか細かく診断することができます!また他の似たような画像診断装置に『レントゲン』がありますがレントゲンと違い『被爆しない』と言う大きなメリットもあります!(^^)!
どんな時に用いるかと言うと主に『軟部組織損傷』の場合に用いることが多いです。
筋肉や腱、靭帯をケガした場合に多く使われます。肉離れや靭帯断裂、捻挫、打撲、などが多いですね。
こうした診断以外にも組織の治癒促進を目的として行うことも多いです。超音波治療器は超音波と言う空気を揺らす振動を体内に送りその振動で深部の細胞などを刺激、活性化させ代謝亢進や血行促進などといった効果をもたらせます。
ですので『肩凝り』などにも活用することもできます(*’▽’)
肩凝りや腰痛と言った慢性的な痛みは血流が停滞していたりその部位の状態があまりフレッシュではない場合が多いのでそういった部位に細胞を振動で活性化させ血行促進を促す超音波治療を行うとそれだけでも改善が見られることがあります!(^^)!
その他にも『五十肩』、『アキレス腱断裂』、『野球肘』、『テニス肘』などなど適応する疾患は多いです!身体の様々な部位に使用することができるのも利点の一つですね(*^^)v
『温熱療法』の一種になるので治療を行っている際に暖かく感じることもしばしばあります。暖かくなっているということは深部の細胞を振動させ活性化しその結果熱を産生しているということになります(*^^)v
振動を体内に送っているので、もしもケガをしている場合はそのケガをしている部位は疼痛の閾値などが上昇していて痛みに対して敏感になっていますのでケガをしていない部位と比べると感じ方が違います。ズキズキ痛む感覚もあれば少しピリッとする感覚などありこのようなことを利用してケガをしている部位でもより限局してケガをしている部位を特定することもできます!(^^)!
急性期以降の保存療法として治療を行う際にも振動を深部に限局して送りますのでジェルをつけてそのジェルを伸ばすような感じで振動を分散して治療を行います。ジェルを伸ばさないで同じ部位に振動を与え続けると痛くなってしまうのでそのようなところは注意が必要です。
以上、簡単ですが大まかに超音波治療についてまとめてみました!
もし超音波治療について疑問を持った際にこの記事がご参考になれば幸いです!(^^)!