今回は実際に当院で治療を行ったことについて紹介します!
○ケース1:自宅で転倒しかけて腰を痛めた。
問診をしたところ昨晩自宅で転倒しかけて腰を踏ん張った際に痛みが生じたとのこと。
運動診では腰の後屈、側屈の際に痛みが生じ可動域が減少していました。足部や腰部周りのシビレなどの神経症状はなかったため筋、関節に問題があると考えました。
患者様の腰部当たりの筋肉を触らせていただくととても緊張していて悪い状態でした。
ですので腰部周りの筋を手技で弛緩させ腰部の緊張をとり、腰のストレッチやバックトラック療法を行い様子を見ました。数週間で腰部の疼痛は改善され可動域も正常に近い運動ができるようになりました。まだ完全に治癒したというわけではないので痛みが生じたらまたすぐに来院するようにお願いし様子を見てもらっております。
○ケース2:子供が父親と遊んでいたら腕が上がらなくなった。
問診から遊んでいた際に少し腕をひっぱったら泣いてしまい腕を上げるのを嫌がるようになった。とのこと。
こちらは症状と発生機序、年齢がまだ2,3歳で幼いということで『肘内障』と考えました。
肘内障とは肘関節を構成している橈骨(とうこつ)、尺骨、上腕骨と言う骨があります。その橈骨の橈骨頭と言う部分が橈骨輪状靭帯から抜けてしまい一種の脱臼のような亜脱臼と言う状態になってしまいそれに伴って腕の挙上や疼痛、動かすこと自体を嫌がるなどの症状が生じる疾患です。この疾患で一番特徴的なのが大人には発症しなく子供(0~5歳ごろ)に好発して発生するということです。理由は橈骨頭は成人になるにつれ形が変わってきて輪状靭帯から抜けなくなるので成人で似たような機序で発生するするとしたら肘関節の脱臼などになるからです。
今回は当院の総院長が対応しました。総院長は30年以上この業界に携わっており数々の外傷を経験しておりますので正確であまり時間をかけない整復を行いました。やはり時間が経過してしまうと整復しにくくなってしまうので当院ではあまり時間をかけずに正確な整復を心がけて施術を行っております。
この患者様も整復した直後から疼痛も軽減し腕もいつものように使用できるようになりました。念のために翌日もう一度来院してもらい状態を確認しました。なんともなかったので抜けてから数日はまた抜ける可能性が高いので注意してください。と伝え施術は終了しました。
肘内障は抜けやすい肢位(体勢)があるので注意しましょう!
手をつないでいていきなりひっぱった、子供が寝ていて寝返りを打った際に自重で抜けた。などなどです・・・
○ケース3:股関節に疼痛があり、歩きにくい。
問診から数日前から股関節が痛く歩きにくいとのこと。こちらの患者様はステロイド薬を服用されていましたのでこれは少し難しい症例かな・・と思いました。
※ステロイド薬と股関節の痛み。
あまり関係なさそうなこの2つですが実はステロイド薬を多量、長期にわたって服用していると『無菌性骨壊死』と言う症状が起こる場合があります。無菌性骨壊死とは骨の一部分が脆くなってしまい痛みが生じる疾患です。特にこの疾患は股関節を構成している大腿骨頭と言う部位に起こりやすいです。
この無菌性骨壊死による『大腿骨頭壊死』を疑ったため血液検査やMRIの検査を進めました。そして検査をしたところステロイド薬も長期で多量に服用しているわけではなく血液検査、MRIでも問題がなかったために施術を行うことにしました。
今回は当院の鍼灸師が対応しました。股関節周りに鍼、灸を行い疼痛の緩和と可動域の回復を目指しました。
施術が終了した際には疼痛は軽減しているがまだ少し違和感が・・と言う感じでした。鍼灸治療は施術した直後ではなく時間が経過してきて効果が出てくるケースが多いので自宅で安静にしてもらい様子を見てもらうようにしました。
1週間後ぐらいに来院された際に股関節の様子を聞くと『あれから徐々に良くなっていき今では全く気にならない!』とのことでした!
この患者様は鍼灸治療が身体に合っていたようで効果が出るのが早かったようです(#^.^#)
今回はほんの一部でしたがこのような施術やその他の施術を行っています(*^^)v
当院では経験豊富なスタッフが充実しておりますので安心して施術を受けることができます!またその疾患以外のことにもご相談いただければお力になれると思います(*’▽’)
なにか気になることがあればお電話お待ちしております!!
TEL:048-864-5400(相談可能)