膝の半月板損傷について・・

信州ブログ

http://joint-care.net/hangetsuban/参照
●半月板と言えば、みなさまご存知ではないでしょうか?では、半月板がどういった役目があるのかをご存知
 でしょうか?半月板は膝関節の中にあり、大腿骨と脛骨の中に存在し、衝撃の緩衝作用や関節を滑らかに
 作動させたり(滑液の循環)や関節可動域を一定に保つことなどが大きな役目であります。内側半月がO型、
 外側半月がC型の形をしており、半月板をケガすることによって、歩行中の痛みに悩まされたり、ひどい場合
 は、屈伸ができなくなったり(ロッキングといい、関節液の炎症や関節内に血液が溜まることにより動かなく
 なってしまう現象)体重をかける動作をした場合にかなりの痛みが伴います。先天的に、円盤状半月と
 なっている方もいて、円盤状半月の場合、外側のC型の半月板のCの内側の部分も覆われてしまっていて、
 面が多く存在するために、通常の方よりも半月板損傷になりやすい方がいます。
 
 https://matome.naver.jp/odai/2138191609707591701/2138198135049095203参照

●どういったことをすることで半月板損傷に罹患してしまうのか?
 やはり一番はスポーツが大きいです。スポーツの切り返しの際の瞬発的な横や回旋の動きをした際に痛めて
 しまうことが多いです。又、ジャンプからの着地の際や接触プレーなどで人が交差した際などにも起こるよう
 です。スポーツをやっている方には、急激な動きや膝にかかる力も強いため、痛めやすいのはありますが、
 一般の方は、趣味でのスポーツをしている方の中に、体重が重い方、又はここ数か月に急激に体重が増えた
 方も痛めやすいことがあります。当院は特に、地域密着で診療をしているため、後者の方たちの方が圧倒的に
 来院される方が多いです。スポーツタイプでの自転車の乗り降りや長時間走行、フットサル、バレーの着地、
 又は切り返し等での罹患が多いです。

●半月板損傷は、単独で起こるより、なにかの疾患に合併して起こることの方が多いです。内外側靭帯損傷や
 変形性膝関節症(歩行や階段の上り下り中に痛める)や前後十字靭帯損傷などです。急激に痛めてしまう
 場合はスポーツなどの瞬発的な動き等で、加齢により、周りの筋肉や靭帯も衰えてきて、外力に耐えられる
 値が弱くなり、ちょっとした躓きや段差からの落下等で起こってしまうパターンと大別できるかと思います。
 臨床的には、テストをすることにより、半月板損傷になっているか、なっていないかを判別することは可能
 ですが、詳しくどの程度損傷しているか判断するため、疑われる際には、MRI検査を行う必要があります。
 保存療法で治すことも可能ですが、制限されることも多く、治療に時間もかかることから、スポーツ選手は
 手術を行い、回復を行う場合も多いですが、一般の方は、固定や動きを制限することにより、地道に回復を
 させていくことができます。膝の違和感やなにか動作している時に痛みが出ている方は疑いをかけるべき、
 疾患でありますので、お困りの際は気軽にお問合せ頂き、ご相談下さい!!

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