https://aki-kaze.com/kansetu_care/kansetu1.html参照
●肩の痛みと聞いて一番にでてくるのは、30代以降の方々であれば、五十肩かなと思い浮かべる方が多いと
思います。五十肩という名前が先行して、世の中に肩が痛くなったら五十肩というのが浸透しているため、
そお思う方が多いと考えます。肩の疾患はいくつか種類があります。たしかに、肩の痛みで五十肩の方は
多いですが、それを見極めていくことも大事だと思います。よほどな外傷的な痛みや偏って重いものを連続
して持ったりしたりする場合は、関節や靭帯を痛めている場合があります。
●五十肩の場合は、肩甲骨と上腕骨のいわゆる肩関節部分に滑液というのがあり、そこの部分ににごり(循環不足)
が生じて、部分的に又は滑液全体が炎症を起こして、痛みが発生してくるのです。又、これらがひどくなると
石灰沈着性腱板炎となって、さらに痛みが増し、腕も動かせないぐらいの疾患にかかってしまいます。
これは治療が正しく行われていなかったり、痛いけど日常はなんとなく過ごせてしまっている方がMRIやCT等
をとることによって、発見される場合が多いです。
もう1つは腱板炎という疾患があり、回旋筋腱板と言って、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋と言う別名
肩のインナーマッスルと言われるこの4つの筋肉が連なって、束になったところを腱板部と言い、この部分
が単に炎症を起こしたり、部分断裂、完全断裂する場合があるのです。腱板炎は、腱板部が骨と骨に挟まれた
部分にあり、挙上を多くして作業を多くしたり、物をもって、肩に常に力を入れていたりするとそこに
摩耗が生じて、炎症が起きて痛みが生じるのです。こうなると、腕も上げられないし、腕を挙げたままで
保たすことも難しくなってくるのです。
又、この場合はスポーツをやっていたり、仕事で肩を捻りながら力を使うことによってなってしまう疾患では
ありますが、上腕二頭筋腱の炎症で肩が痛くなることもあります。これは肩の前側が痛くなり、それはなぜか
と言うと、上腕骨頭部の下前側に「結節間溝部」という場所があり、そこを走行し、力こぶの筋肉につながって
いくために、上腕二頭筋腱が炎症を起こすとそこにピンポイントに痛みがでてきてしまうのです。
上腕二頭筋は、屈曲と回外というのが動きになっていますので、その動きをする初動作でかなりの痛みが
でてきます。
https://www.yakyu-kata.com/check04/参照
https://ameblo.jp/cheironpart/entry-11327385897.html参照
●肩の痛みは、だましだまし使っていて、痛みが次第に強くなっていくことが患者様を診ていて、多いです。
なので、無理をして、悪化させるパターンが多く、来院される方が多いです。スポーツや仕事で痛めた場合
はなおさらではないかと思います。逆に動かさな過ぎて、痛みがでてしまうのが、五十肩です。それぞれの
疾患の特徴を把握して、自分がどういったことを日常で、やらなすぎたり、やりすぎたりしているのかを
考え、それはちょっとした違和感や痛みが出始めた頃に考えられるはずです。その時点で自分で対処したり、
医療機関を受診してアドバイスを求めればひどくなることを防げる確率が高いはずです。なにかお困りで
あれば気軽にご相談下さい♪