https://medical-symptoms.net/archives/1872参照
http://ne-stra.jp/3516.html参照
●原因と症状
足の裏側にある足底筋膜という膜があり、衝撃を吸収するバネの役目を
しています。運動(ジョギング、ランニング)や仕事(革靴で歩き回る)
などで足を使い過ぎて、底の硬い靴や足のサイズに合ってない靴で
歩きすぎて起こる可能性の高い疾患です。足のアーチが低すぎたり
(偏平足)、高すぎたり(凹足)することも原因の1つと考えられています。
足底筋膜炎は、内側アーチの使い過ぎによる膜や腱が収縮のし過ぎによって、
骨又は膜・腱の部分に炎症が起きてしまい、痛みがでるのです。主な症状
としては、炎症による疼痛、歩行障害、姿勢の歪みです。
●治療法
運動療法を用いて、足や下肢全体の筋を柔軟にし強くする。物理療法を
用いて、炎症を抑える。テーピング治療を用いて、患部の補強・保護。
靴や歩き方のチェックなどで環境因子のチェックをする。まず痛みの
急性期は局所の炎症を抑えることが先決です。なんといっても第1選択は
局所の休息(ランニング、ジャンプ練習の休止)です。足底部へ直接的、
あるいは間接的(下腿などへ)に低周波、干渉波、低出力レーザーなどの
物理療法を行い、痛みを和らげます。スポーツ現場ではテーピングや足底板
使用などによって足底部のアーチ形態を機能的解剖的に補正して、ショック
を和らげます。保存療法に難渋して踵骨付着部の骨棘〈こつきょく〉による
疼痛が強い場合は骨棘の骨切除術を行う場合もあります。急性期における
トレーニングの基本は、やはり非荷重運動を行うことです。1週間痛みが
出現しなければ運動の開始のサインです。痛みが消失しない場合は炎症が
再びでる可能性があるので運動は控えましょう。