生理痛、生理不順でお困りの方へ。   東洋医学的なアプローチ

柔整治療

生理(月経)は女性では定期的に生じる現象です。

約28日周期で生じ閉経を迎えるまで毎月繰り返します。ですが生理は『個人差』が大きく普段そんなに気にならない程度しか感じない人や毎回生理痛がひどく動くこともしんどくなってしまうと言う人もおり様々です。

また周期がおかしくなってしまって毎月だいだい28日前後に生理にならないと言う『生理不順』と言う状態の方も多いです。

生理は周りの環境やストレスなどに敏感で引っ越しや就職などで人間関係や環境が変化した際などには1か月、2か月乱れることはしばしばあります。

このような場合は環境に順応していくことで自然と改善されていきます。

生理痛や生理不順がひどく、日常生活に支障をきたしたり『不妊症』の原因になってしまったりしている場合には専門的な治療を行う必要があります。

一般的に行われる治療は薬などでホルモンをコントロールするような治療を行いますが副作用などもあります。

今回は副作用もなく効果的と言われている東洋医学的な『鍼灸治療』を使った治療を紹介していきたいと思います(*^^*)

●原因

東洋医学的に生理痛、生理不順の原因は『血』の異常や『気』の不足などが原因で起こるとされています。

細かく分けると

①瘀血(おけつ)による場合

②血の不足による場合

③気の不足による場合

この3つに分けられるとされています。

①瘀血による場合

瘀血とは役目をはたして使われなくなった血液や非活性化型の血液、余分な血液などをまとめた言い方です。

この瘀血が骨盤内付近などに溜まると子宮周辺の血行が悪くなってしまい生理中に強い痛みを感じてしまったり塊状の血が出てしまったりします。生理周期も乱れこの場合は予定よりも『早く』生理が来ることが多いです。

原因となっている瘀血を取り除き、散らし血行を改善させるような治療が必要です。

②血の不足による場合

血液量が減少しているので経血の量は少なくなり、色も薄くなりがちです。

生理中の出血もジワジワと途切れが悪くなりがちです。

身体の中の『血』を補うような治療が必要になります。

③気の不足による場合

気が不足すると身体の中で『血』を作ることが難しくなってきますのでだんだんと血が不足していきます。また内臓の働きや水分代謝も悪くなってしまい生理不順などが起こりやすいです。

気と血を補い内臓の働きや水分代謝を改善するような治療が必要です。

●自宅でできるお灸を使ったセルフケア!

生理痛や生理不順もお灸を使って自宅でケアを行うことができます!(^^)!

使用するお灸は市販の台座灸で大丈夫です!

生理痛には生殖器系の痛みを緩和させることで有名な『中封』と言うツボを使います。

周りが赤くなり暖かさを感じる程度の刺激で十分です!

中封・・・足の内くるぶしのすぐ前のくぼんだ所。

生理不順などには『三陰交』、『血海』と言うツボが効果的です(#^^#)

こちらも周りが赤くなり暖かさを感じる程度の刺激で十分です!

三陰交は婦人科系疾患全般、血海は生理痛などに効果があるとされています(*^^*)

三陰交・・・足の内くるぶしから指4本分上にいった所。骨のキワ。

血海・・・膝蓋骨(膝のお皿)の内側のキワから上に指3本分上がった所。

●まとめ

生理痛や生理不順は強いストレスなどを受けた際や環境が変化した際などに多く発生し普段正常な方でも月によって乱れたりすることもしばしばあります。

しかし生理痛や生理不順が異常なくらい乱れていたする場合は日常生活に支障をきたしたり不妊の原因になってしまったりする可能性がありますので治療が必要です。

『瘀血による場合』、『血の不足による場合』、『気の不足による場合』と大きく3つに分かれそれぞれ治療法も異なります。

東洋医学では副作用のある薬などで治療は行わずに身体に自然と生じている『乱れ』を正常に戻し治療を行います。

副作用もなく安心して治療を受けることができるかと思います!(^^)!

当院でも『生理痛』、『生理不順』などに対する治療を行っております!

当院では鍼灸治療全般は経験豊富な『女性鍼灸師』が担当いたします!(^^)!

何か気になることがある際などにはご相談からでも大丈夫ですので是非お電話ください(*^^*)

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