東洋医学的に考える更年期障害

更年期障害とは閉経後の女性に多く見られる特別疾患を罹患しているわけでもないのにイライラしたり、のぼせる感じがする、息切れがする、動悸、不眠、疲労感、頭痛などの不定愁訴を指します。

このような婦人科系の不定愁訴などを東洋医学では『血の道症』と言います。

主な原因は『瘀血』と呼ばれるものです。

『瘀血』とは身体に溜まった役割を果たしていない非活性化した血液のことを指します。

このような余分な血液が溜まると正常な血流に問題が生じてきたり細胞や各臓器に循環がいきわたらずに所々、栄養がいきわたらなくなってしまいます。

この更年期障害は主に『瘀血による場合』と『瘀血により気の巡りが悪くなる』と言う2つの原因によって起こりやすいとされています。

●瘀血による場合

瘀血による場合は主に手足の冷えやめまい、頭がのぼせる、頭痛、肩こりなどが起こります。

原因としては瘀血により全身の血液循環が悪くなっているためです。

瘀血は血流循環を阻害させてしまいますのでただでさえ血流が少ない手足の部位は入流量が減少してしまい結果として冷えてきてしまいます。

このような場合には原因である『瘀血』を取り除くような治療を行い血流循環を正常に戻して不定愁訴を改善させていきます。

●瘀血により気の巡りが悪くなっている場合

瘀血により気の巡りが悪くなるとイライラしてきたり、不安感、落ち着かない、憂鬱感、不眠、動悸などの症状が現れやすくなると言われています。

梅核気と言う喉に何か詰まったような感じがするような症状が生じることもしばしばあります。

原因となっている瘀血を取り除くのはもちろん気をしっかり流してあげ梅核気なども取り除くような治療を行います。

更年期障害はある程度の年齢になれば誰もが経験することですが個人差も大きく、趣味を楽しんでいたり普段から前向きな思想や生活を送っている人は症状が比較的軽かったりすることが多いようです。

※更年期障害は男性でも起こる?!

更年期障害って女性だけじゃないの??と思う方も多いと思いますが男性でも起こりえますし最近では増加傾向にあるのです((+_+))

身体に生じる症状は女性と男性では少し違って女性は上記のようなものですが男性では『うつ症状』がメインになります。

原因としては男性も50歳前後になってくると職場での立場や家庭での立場が責任感を感じる、あるいはプレッシャーを感じるようになりストレスを抱える方が多くなるからとされています。

ストレスやプレッシャーは精神的な繊細な面に作用しやすいので抱え込んでしまっていたりするとだんだんと『うつ状態』になっていってしまいます( ;∀;)

●自宅でできるお灸を使ったセルフケア

このような更年期障害の症状を緩和させるために自宅でもできるお灸を使ったやり方を紹介したいと思います(*^^*)

更年期障害の症状を緩和するために『ツボ』を使います。

ツボの上に市販されている『台座灸』やモグサを使って刺激を与えるような感覚です(*^_^*)

主に使うツボは『百会』、『労宮』、『湧泉』、『失眠』の4つです。

一つ一つ場所を確認します(*^^*)

●『百会』・・・頭のてっぺん、左右の耳の一番尖っている部位を結んだ場所。

●『労宮』・・・手のひらのだいたい真ん中。グーをした際の中指と薬指があたる場所。

●『湧泉』・・・足の裏側、中央よりやや指先側。足でグーをした時に一番へこむ場所。

●『失眠』・・・足の踵の中央、一番高くなっている場所。

人によって少し場所は変わりますがだいたいこのような場所です!(^^)!

このツボの場所にお灸を使って刺激を加えていくようなケアの仕方です(*^^*)

特に不安感を強く感じる時は『百会』→『労宮』の順にお灸をします。お灸以外でもその部位に指圧で刺激を与えるのも効果的です!熱さを感じるぐらいまで行うと良いでしょう(*’▽’)

のぼせ感が特に強い時には『百会』→『湧泉』の順にお灸を行います。湧泉のお灸を多めに行うと効果的です。(例:百会→1回、湧泉→2、3回)

不安感が強く+中々眠れない時は『百会』→『失眠』の順に行います。こちらも『失眠』へのお灸を多めに行うと効果的です(#^^#)(例:百会→1回、失眠→2,3回)

更年期障害では『気』が身体の上の方へ行きやすいとされていますので一番上にある『百会』を使うことが多いです。

●まとめ

更年期障害は誰にでも起こり最近では男性にも多くなってきているとされています。

身体のホルモンバランスなど繊細なことが原因ですのでしっかりと不定愁訴をケアして悪循環にならないようにすることが大切です(*^^*)

今回紹介した方法はあくまでケアの領域ですのでそれでも気になってしまうと言う方は鍼灸院などで本格的な治療を受けることをおススメします!

当院でも更年期障害に伴う不定愁訴への治療を行っておりますので何か気になること、質問がある際にはお電話からでも大丈夫ですので是非ご連絡ください!(^^)!

カテゴリー: 柔整治療, 鍼灸治療