新型コロナウイルスに対する中国での鍼灸治療

現在も感染の拡大が広がっている『新型コロナウイルス』。

中国では新型コロナウイルスに対して『鍼灸治療』を用いその効果と実績を報告しています。

感染症に鍼灸治療なんて日本では考える人もいないくらい想像つかない治療法です。

ですが中国では現在の医療の根本である西洋医学の医学と同等に東洋独自の東洋医学も治療として用いられています。

現在の『新型コロナウイルス』の問題点としては・・・

感染力が強い、効果的な治療法や薬がない、重症化しやすい、

などの問題点が上げられています。

鍼灸治療と言っても世界では大きく分けて3つの治療方針があります。

現代的な西洋医学の知識に則った診断や治療を行う『現代医学的鍼灸治療』。

ツボや気の流れなどを使う日本独自で発展、発達してきた『古典的鍼灸治療』。

舌診、腹診など独特な診察法を使う中国で発達、発展してきた『中医学的鍼灸治療』。

中国では主に3つ目の中医学的な鍼灸治療が用いられています。

この医学は何千年も前から古代中国で用いられてきた医療で今まで途絶えることなく様々な臨床経験を踏まえて発展してきました。

その医学に現在の『新型コロナウイルス』を当てはめて治療を行っています。

元々この中医学的、古典的鍼灸治療は西洋医学的に診断ができない症例や薬などで経過を観察するぐらいしか治療法が少ない症状、(例えば漠然とした不定愁訴、慢性的な症状、自律神経系疾患の症状など)などでも効果的な治療を行うことが可能です。

それはなぜかと言うと西洋医学では疾患名や診断に基づいて治療方針を決定することがほとんどです。この疾患はどこがどうなってこうなっている。と科学的、解剖学的に原因を探しその原因に対して直接オペを行ったり投薬などを行います。

ですが逆に診断がつかなかったり、薬で効果が見られないなどとなると治療が難航してしまいます。

そしてこれとは違い中医学的、古典的鍼灸治療は今患者さんが訴えている『症状』に対して治療を行うことが可能です。

これが効果的な治療ができる要因です。

なぜ症状に対して治療が可能かと言うと『証を立てる』と言う独特な診断法を用いるからです。

その症状はどうして生じてきたのか、気が滞っていないか、舌の状態がどうか、お腹の膨れ具合、ツボを押した際の反応、など様々な面から総合して治療を決定します。

そしてここで行う治療とは気が滞っている個所、反応がある個所のツボに刺入、施灸を行ったりすることです。

具体的に新型コロナウイルスに対する鍼灸治療のガイドラインによると・・・

発熱やのどの渇き、乾燥などの症状

●大椎、●天突、●孔最など

透明な鼻水や背部の痛みなどの症状

●天柱、●風池、●大椎など

悪心や嘔吐、軟便などの症状

●天枢、●豊隆など

このような形でツボを使って治療を行っております。

元々鍼灸治療には『免疫力を向上させる効果』があり免疫力を向上させて感染症にかかりにくくなる効果もあります。

少しでも鍼灸治療について興味や疑問などが浮かんだ際には一度治療を受けてみることをおススメします!(^^)!

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